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2年ほど前に縫った娘のゆかた。
冬に学習発表会の劇でお婆サン役で衣装に着て(この柄でお婆サンってのもないと思うが。。)、洗おうと
機会をうかがったまま、クローゼットにしまい込んですっかり忘れていた。。
お盆に、オットの実家のお墓参りに長崎に行くついでに(ホントはどっちが『ついで』なのか、分かんないケド。。)市内の精霊(しょうろう)流しを見に行く予定なので、その時に着せようと慌てて洗濯。
この柄、とってもゆかたらしい古典的で、子供らしい雰囲気なのがとっても気に入っている。
ここ数年、ゆかたも振り袖もフリルが付いたりパールのアクセサリーをあしらったり、洋服感覚だか
なんだか知らんが、とってもヘンなアレンジでついて行けない。。
伝統は伝統で、正統派に着こなすべき!!
今日も朝から仕事。
てんこ盛りの流しの洗い物を片付け、必死で洗濯物を干し、あまりにざらざらの床に掃除機をかけたら
出勤前だというのに、すでに汗ダクで不快極まりない。。
時間ないケドしかたなくさっとシャワーを浴びて、身支度をしようとちょうど脱衣所に出た時。。
外でなんか鐘の音がする。。そこではっと気づいた。
今日は原爆記念日だった!!町内放送で、黙祷を促す鎮魂の鐘の音だ。
化粧を済ませないといけないので、1分も黙祷する余裕がなくて、20秒ほどだけ、目を閉じて
手を合わす。。
65年前の今日と同じすごく暑い日の朝この一瞬に、たくさんの人が亡くなったことを思うと、
胸がグッとなった。
広島市内から電車で1時間ほど離れた実家の父は、当時10歳で防空壕近くの大きな桜の木に登って
蝉取りをしていたのだそう。その距離からでも、ピカッと光った次の瞬間、ドッカーーン!!と大きな音
がして一緒にいた父の妹(叔母)は、びっくりして泣いたのだそうだ。
洗面所からリビングにいる娘に「黙祷したぁー?」と声をかける。「うーん、したよー」と娘。
着る物にも食べる物にも困ったことは一度もないけど、それでも、戦争によって犠牲になった人たちの
存在があるから、今の平和な世の中があることを、自分が親や祖父母から伝えられたように、難しいけど、
子供たちにもちゃんと伝えていかないといけない。
今日はいつになく真面目な話。。